2021/01/10

新型コロナウイルスによる現在のドイツの状況(2021年1月10日)

こんにちは!!Tさんです😀

 

今年に入っても新型コロナウイルスの影響は未だに世界中に猛威を振るい続いていますが、現在のドイツの最新状況をお伝えできればと思います。


■現在のドイツの感染状況(2021/1/10現在)

日経新聞の以下のLinkを参照しています。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/


2020年11月ごろから平均で2万人/1日程度感染しております。(ここ最近の日本の3~5倍程度)



死者数についても2020年11月ごろから急激に増加し、現在は1日当たり600人程度の方が亡くなっています。(大体日本の10倍以上)


■ドイツ国内のリスク地域の状況(2021/1/10現在)

ドイツは過去7日間で10万人当たり50人以上の感染者がいる地域をリスク地域と認定しています。

この情報は以下のLinkから確認可能です。

https://experience.arcgis.com/experience/478220a4c454480e823b17327b2bf1d4/page/page_1/


2021年1月9日のドイツ国内のリスク地域は以下のようになっています。

味方としては黄色部分が50人未満の部分で、赤やピンクは全て50人以上を示しています。

見ていただくとわかりますが、現状ほとんどの地域でリスク地域と認定されています。。。




■ロックダウンの最新状況(2021/1/10現在)
ドイツは11月頭からロックダウンを開始しており、飲食店などは基本閉店し(持ち帰りやDeliveryのみ)、スーパーや薬局など最低限必要なお店以外は全て閉店しています。

それにも関わらず感染者や死者数が増加している状況になります。


そのような状況が続いたためか以下、2021/1/5にドイツ大使館から以下の連絡メールが届きました。

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 ドイツ国内の全市郡のうち,約4分の3の市郡(292市郡)において,過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数が100人を超えており,さらに70以上の市郡においてこの値が200人を超えている現状を踏まえ,1月5日,メルケル首相と各州首相による協議が行われ,更なる感染拡大を防ぐとともに,感染経路を追跡し得る水準(過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数を50人以下)まで低下させる必要があるとして,現行の各種制限措置を1月末まで延長するとともに,更なる措置が発表されました。
 このポイントは以下のとおりです。

○各種制限措置の延長:2020年12月13日に連邦と州で合意した現行の各種制限措置を1月31日まで延長する。引き続き今後3週間は,他者との接触は真に必要な最低限とし,また,可能な限り自宅で過ごすことを緊急に要請する。

○私的な集まり(接触制限):自らの世帯に加え,別世帯に属する最大1人までに制限

○更なる制限措置:過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数が200人を超えた市郡においては,十分に説得力のある理由が無い限り,移動は自宅から半径15キロメートル以内とするなど,更なる制限措置をとる。日帰り観光旅行は十分に説得力のある理由にはあたらない。

○ワクチン接種:連邦政府は,現場での確実なスケジュール管理を可能とするため,ワクチン製造元の報告に基づき,信頼し得る納期を各州に通知する。遅くとも2月中旬までには,介護施設の入居者全員に対して予防接種を提供できるようにする。2021年の第1四半期には,さらなるワクチンが承認され,より多くのワクチンの配布が期待される。

○学校や保育所:引き続き1月末まで閉校または出席義務を免除。保育所も同様に閉鎖。

○児童傷病手当の受給資格:連邦政府は,2021年に児童傷病手当を親1人につき10日分(ひとり親は20日分)追加支給できるよう法律を整備する。

○高齢者・介護施設への支援:連邦政府と州政府は,高齢者・介護施設において迅速検査を広範に実施するためにボランティアを募集する。
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ということで、現状は接触制限の人数が最低限の1人で、かつ移動制限もかかっている状況が少なくとも今月末まで続きます。(今後の推移で引き続き延長される可能性もあり)



■ドイツの日本に対する入国制限措置について(2021/1/10現在)

日本も感染者は引き続き増加傾向ではありますが、2021/1/1のドイツ大使館から以下のメールが届きました。

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○2021年1月1日,ドイツ連邦政府は日本に対する入国制限措置を解除する旨発表しました。1月1日より,日本からの渡航者(短期渡航者,長期滞在者)は,従前どおりドイツに入国することが可能となります。
○ただし,入国制限解除対象国については,一定の基準に従って定期的に見直されていますので,引き続きドイツ連邦政府の発表に留意してください。
○なお,検疫措置に関しては,ロベルト・コッホ研究所が指定するリスク地域からの入国にあたって10日間の自宅隔離が義務化されていますが,1月1日現在,日本はリスク地域に指定されていませんので,隔離義務,保健局への連絡,事前のデジタル入国登録は必要ありません。

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理由は不明ですが、日本からドイツに来られる方については現状入国制限はなくなったようです。ただドイツから日本に向かわれる場合は出発前72時間以内のPCR検査証明が必要になります。
以下が2020/12/31のドイツ大使館からのメールになります。

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日本においては,12月28日より水際対策強化に係る新たな措置が実施されています。
○このうち,検疫措置の強化について,内で変異ウイルスの感染者が確認された・地域に滞歴のあるすべての入者及び帰について(日本籍者を含む),新たに現地出発前72時間以内の検査証明が必要となっているところ,12月31日,ドイツもこの対象に指定されました(2021年1月4日午前0時以降,1月末まで適用)。
 ドイツ留する邦人の皆様が帰・一時帰される際は十分ご注意ください。

1 日本の新たな水際措置
 日本においては,12月28日より以下(1)~(3)のとおり新たな水際措置が実施されています。
 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C090.html
(1)入制限(外籍者のみ対象):10月1日から実施していた「全ての・地域からの新規入」を一時停止(さしあたり2021年1月末まで)。
(2)日本住の日本人及び留資格保持者に対する特例措置(日籍者も対象):11月1日より実施していた「全ての・地域への短期出張からの帰・再入時における特例措置」を一時停止(さしあたり2021年1月末まで)。
(3)検疫の強化:各内で変異ウイルスの感染者が確認された・地域に滞歴のあるのすべての入者及び帰者について(日籍者を含む),新たに現地出発前72時間以内の検査陰性証明の取得が必要。
○検疫強化の対象となる・地域
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

2 検疫の強化措置(ドイツも対象に追加)
 上記1(3)の検疫強化措置に関し,12月31日,ドイツもこの対象に指定されました(ドイツに対する検疫強化措置は,2021年1月4日午前0時から適用。さしあたり1月末まで実施)。日本への入にあたっては,外籍者のみならず,日本籍者を含ドイツに滞歴のある全ての方(留邦人の皆様を含みます)が入・帰される際にも,現地出発前72時間以内に受検したコロナ検査の陰性証明が必要となります。

3 検査証明のフォーマット
 検査証明のフォーマットについては,以下の外務省ホームページをご覧ください。
○有効な「出前検査証明」フォーマット(外務省ホームページ)
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html
 このフォーマットに記載のすべての情報が英語で明記されていれば,検査機関所定の任意書式でも結構です(任意書式の証明書には,氏名,旅券番号,籍,生年月日,性別,検査手法,検査結果,検体摂取日時,検査結果決定年月日,検査証明交付年月日,医療機関名,医療機関住所,医師の署名及び医療機関公印が必要となります)。

4 日本到着以降の検疫措置
 現地出発前72時間以内にコロナ検査を受け,陰性証明をもって日本に渡航しても,本邦到着時には改めて検査を受けていただくこととなります。また,空港検査において陰性判明後,入し,公共交通機関を使わずに自宅等の滞先に向かい,その後14日間は自宅等において待機することが要請されていますので,ご留意ください。
 https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#05bouekitaisakuJ2

5 ドイツにおける検査機関
 これまでに日本到着時に検疫官に提示して認められてきた実績を踏まえ,ドイツ内における検査機関の一例を以下のとおりお知らせします。
 この他,ドイツ内各地方における検査機関の詳細につきましては,管轄の外公にご照会ください。
(1)The Centogene Test center
 https://www.centogene.com/
ドイツ内の際空港(フランクフルト,ハンブルク,ベルリン,デュッセルドルフ),その他市内中心部にテストセンターあり。
日本政府が指定する検査フォーマットへの記入不可。検査結果は登録した電子メールアドレスにPDFファイルで送付される(ご自身でプリントアウトする必要あり)。
○事前の予約及び支払いが必要。
○テスト結果(陰性証明)に旅券番号等を記載するためには,オプションで「Identity Verification」を注文する必要あり。また,エクスプレス検査(6時間)もオプション。
(2)BCRT(ベルリン熱帯医学センター)
 https://www.bcrt.de/75-1-Corona-PCR-Tests.html
○ベルリンのほか,ドレスデン,ケルン,フランクフルト,ハンブルク,ミュンヘン,シュトュットガルトにテストセンターあり。
日本政府が指定する検査フォーマットへの記入可。

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もしドイツに来られる場合はお気をつけください。


かなーり長くなってしまいましたが、新型コロナウイルスによるドイツの現状になります。
もし直近でドイツに来られる場合の参考になればうれしいです。
引き続き、ドイツの状況などをお伝えできればと思います。

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